借金一本化はお得?おまとめローンの落とし穴と根本的な借金の解決法

おまとめローンにして借金を一本化したら毎月の返済額は安くなる?

おまとめローンの審査はきびしい?

複数のクレジットカードや消費者金融から借金をしていて、少しでも借金を減らそうと「おまとめローン」を検討する人は多いです。

しかし、おまとめローンは多額の借り入れとなるため審査が厳しく、もし審査に通っても状況によっては支払総額が増えてしまう可能性もあります。

この記事では、おまとめローンのメリットやデメリット、おまとめローン以外の借金を減らす方法をお伝えします。

借金の返済方法について専門家に相談してみる

借金を一本化できる「おまとめローン」とは

おまとめローンとは、消費者金融やカード会社など複数の会社からしている借金を、ひとつの会社に一本化して返済するサービスのことです。

銀行や商社金融などが、おまとめローンのサービスを行っています。

おまとめローンは、借金を一本化するメリットがあるよう、ローンやキャッシングなどよりも低い金利が設定されていることが多いのも特徴です。

おまとめローンが利用できる金融機関

おまとめローンを提供しているのは、銀行と消費者金融です。各商品により、金利が違いますので紹介していきますね。(おまとめローンでなくても、借金の一本化ができるカードローンも一緒に紹介しています)

●借金が一本化できる、銀行系のおまとめローン

銀行系のおまとめローンの特徴は、消費者金融よりも金利が安く、借入上限が高い傾向にあります。

利率を比較する際、下限金利が低いものに目がいきがちですが、はじめの利用では上限金利が適用されることが多いので、上限金利が低い順に紹介しています。

金融機関名「商品名」 金利 借入上限金額
りそな銀行「りそなフリーローン」 6.0%~14.0% 500万円
清水銀行「しみずフリーローン」 3.0%~14.0% 1,000万円
三井住友銀行「カードローン」 4.5%~14.5% 800万円
楽天銀行「スーパーローン」 1.9%~14.5% 800万円
三菱UFJ銀行「バンクイック」 1.8%~14.6% 500万円
横浜銀行「カードローン」 1.9%~14.6% 1,000万円
ちばぎん「ちばぎんフリーローン」 4.3%~14.8% 800万円
スルガ銀行「カードローン」 3.9%〜14.9% 800万円
じぶん銀行「カードローン」 1.7%~17.4% 800万円

●消費者金融系のおまとめローンは、以下のような種類があります。

金融機関名「商品名」 金利 借入上限金額
オリックス「VIPフリーローン」 3.0%~14.5% 800万円
アイフル「おまとめMAX」 3.0%~17.5% 500万円
プロミス「フリーキャッシング」 4.5%~17.8% 500万円
レイクALSA「貸金業法に基づく完済応援プラン」 13.0%~17.0% 300万円
SMBC「モビットカードローン」 3.0%~18.0% 800万円
アコム「カードローン」 7.7%~18.0% 800万円

おまとめローンのメリットは金利が安くなり、毎月の返済が楽になること

借入金利が低くなる
おまとめローンは借金を一本化することが前提なので、利率が低めに設定されています。
毎月の返済額を減らせる
おまとめローンを利用して借金を一本化することで、毎月の返済額を減らすことができます。
総返済額を減らせる可能性がある
借入金利が低くなるため、返済期間を延ばさなければ総返済額は減らせます。
返済日が月1回になり、管理しやすい
複数の貸金業者から借金していると、各社の返済日や返済額を把握しなければなりません。 おまとめローンで借金を一本化すれば、返済は月1回になり管理しやすいです。

おまとめローンのデメリットは返済期間が長くなり、支払総額が増える可能性があること

審査に通るとは限らない
おまとめローンは借金を一本化するため、借入金額が大きいです。その分、審査基準が厳しいので通らない可能性があります。
借金自体は減らない
おまとめローンを利用しても、借金の元金が減ることはありません。
完済までの期間が長くなりがち
おまとめローンを利用すると、これまでよりも毎月の返済額を減らすことができます。 返済額が減れば、完済までの期間は長くなります。
支払総額が増える可能性がある
返済期間が長くなると、利率が下がっても最終的な支払総額は増えてしまう可能性があります。

おまとめローンが失敗するケースを検証

先ほどデメリットの章でお話ししたように、おまとめローンが失敗するケースは、月々の返済額を減らした結果、返済期間が長期化し、最終的な支払総額が増えてしまうこと。

では、実際にどのくらい支払総額が増える可能性があるのか確認してみましょう。たとえば、以下のように消費者金融系3社から借り入れをしていたとします。

プロミス SMBCモビット アイフル
借入額 50万円 60万円 40万円
金利 17.8% 18.0% 18.0%
返済額(最少返済額) 1万3,000円 1万6,000円 1万1,000円
返済期間 58ヶ月 56ヶ月 53ヶ月
利息総額 24万6,160円 28万8,279円 18万2,438円

そして、年率15%のおまとめローンを利用し、月々の返済金額を現在の4万円から3万円に設定したとしましょう。

すると、以下のように返済期間は2年近く延び、利息の総額が15万円以上も多くなってしまいます。

借り換えしない おまとめローン 差額
月々の返済額 4万円 3万円 △1万円
金利 約17.9%(平均) 15% △2.9%
返済期間 58ヶ月 79ヶ月 +21ヶ月
利息総額 71万6,800円 86万8,611円 +15万1,811円

返済金額を4万円から3万5,000円にした場合では、返済期間62ヶ月、利息総額は66万1,702円となり、借り換えをする前より利息総額を5万5,098円減らすことができます。

このように、おまとめローンで借金を一本化する際に、月々の返済金額を減らしすぎるとかえって借金が増えてしまいますし、支払総額を増やさないようにするには現在とほとんど変わらない金額を支払うことになります

まずは無料の借金相談をしてみる

借金を完済するもう一つの方法「債務整理」

ここまでお話ししてきたように、おまとめローンで大幅に借金を減らすことは難しいです。

では、借金を減らす他の方法はないのでしょうか?毎月の返済で苦しんでいる方にお伝えしたいのが、「債務整理」で借金を減らす方法です。

債務整理とは?

債務整理とは、借金の減額や支払期間の調整によって、借金返済の負担を減らせる手続きのことです。

債務整理には、以下のようにいくつか方法があります。

任意整理
任意整理とは、貸金業者と交渉して、将来かかる利息のカットや長期間での借金返済などの和解を成立させ、支払いの負担を下げる手続きのこと。
個人再生
裁判所に申請を行い、借金を3年で完済できる金額に圧縮する手続きのこと。
自己破産
借金返済ができないことを裁判所に申請し、借金を全額免除してもらう手続きのこと。借金だけでなく、資産の多くを失う。

借金や収入の状況によって選択すべき方法は異なりますが、おまとめローンを検討している方は、借金の返済能力がある状況なので「任意整理」について知っておくといいでしょう。

任意整理とおまとめローンの大きな違いは、返済の総額自体を減額できることです。
ただ、注意点もありますので、おまとめローンと任意整理の違いをくわしく確認してみましょう。

おまとめローンと任意整理を比較

おまとめローンと任意整理の違いは、以下のとおりです。

おまとめローン 任意整理
金利 低くなるがゼロにはならない 原則、金利はつかない
返済期間 長期化する可能性あり 3〜5年で完済
返済総額 増える可能性あり 原則、元金のみ返済。利息を支払わないため、総額が減る
ブラックリスト 載らない 載る

このように、任意整理の場合は金利がつかないため、借金の返済総額を減らすことができます

注意点としては、任意整理をすると約5年間ブラックリストに登録されること

厳密にいうと「ブラックリスト」というリストは存在しませんが、個人の信用度を管理している信用情報機関に「任意整理をした」という記録が登録されます。

そのため、クレジットカードの新規作成や住宅ローンやキャッシングは利用できなくなります。
不便にはなりますが、借り入れができなくなることで借金癖から立ち直れて、結果的にはよかったと感じる人も多いようです。

【まとめ】返済方法はひとりで悩まず専門家に相談を

借金の悩みはなかなか相談しづらく、一人で抱え込んでしまう人が少なくありません。
しかし、悩んでいるだけでは問題は解決しませんので、自分に適した解決方法を知り、早く解決に取り組むことをオススメします。

そのためには、弁護士や司法書士などの専門家に相談してみましょう。

債務整理は3種類|あなたにあった方法で借金を減らせます

債務整理は、先ほどご説明したように、任意整理、個人再生、自己破産の3種類があります。 それぞれのメリットやデメリットは以下のとおりです。

任意整理 個人再生 自己破産
借金の減額度 将来利息をカットできる 借金の元金が1/5ほどに減額できる ほとんどの借金が全額免除される
ブラックリスト 約5年 約5~10年 約5~10年
資産(家や車) 家・車共に手放す必要なし 家は原則手放す必要なし。
車はローン支払い中の場合、手放す必要あり
20万円以上の資産価値がある場合は手放す必要あり
保証人への影響 影響なし 残った債務の返済義務を保証人が負う 残った債務の返済義務を保証人が負う
家族や勤務先にバレる可能性 バレにくい バレるリスクがある バレるリスクがある
官報 掲載されない 掲載される 掲載される

まずは弁護士に無料相談を

ここまでご説明したように、債務整理にはさまざまな方法があります。

一人ひとりの状況によって、選ぶべき方法が違いますので、まずは弁護士との無料相談を申し込んでみましょう

借金返済の相談をすると、弁護士に怒られるのではないかと不安に思っているかもしれませんが、弁護士は相談者の親身になって相談に乗ってくれますので安心してくださいね。

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