クレジットカードは持っているだけで借金?返済できないときの対処法

現金がなくても買い物ができる、便利なクレジットカード。今や社会人はもちろん、学生でも1枚は持っているでしょう。

しかし、「クレジットカードは借金である」という認識が薄く、お手軽かつ無計画に使ってしまう人も、意外と多いようです。

その結果借金が返せなくなり、多重債務に陥る人も……。それだけは絶対に避けたいものです。

この記事では、そんなクレジットカードの落とし穴に加え、借金の返済が難しい場合に行う「債務整理」の種類やそのメリット・デメリットについてご説明します。

便利なはずのクレジットカードが支払えない…その理由とは

そもそもクレジットカードの利用は借金?

クレジットカード利用代金の支払い方法は、主に2つです。

一括払い
翌月または直近のボーナス時期に一括で利用代金を支払う
リボ払い
利用金額にかかわらず、毎月固定の支払金額を決めて利用代金を支払う

また、クレジットカードには、事前に設定した限度額までお金を借りられるキャッシング機能もあります。

一般的な認識では、クレジットカードの一括払いは借金とみなされません。

しかし、キャッシングやリボ払いは「借金」といえます。その違いは、カード利用代金の支払い時に手数料、つまり利息がつくかどうかです

ご存知のとおり、一括払いでは支払代金に利息がつきません。しかし、キャッシングやリボ払いを利用した場合、その金額に応じて利息が加算され、返済時に「利用代金+利息」を払うことになります。

「リボ払いも1回で払えば利息はつかない?」と思う方もいるでしょう。しかし、リボ払いは1回でも利用すれば、返済金額に高い利息が加算されます。そこが一括払いと大きな違いです。

よって、「リボ払いは借金である」としっかり認識しておく必要があるのです。次の項目では、そんなリボ払いの恐ろしさについて、さらにくわしく説明します。

クレジットカードの返済ができない理由はリボ払い!その恐怖とは?

「リボ払い」とは、クレジットカードやキャッシングの支払残高に対して、毎月一定額を返済する仕組みになっています。どれだけカードを利用しても毎月の支出が定額になるというメリットがあります。

しかし前項で説明した通り、リボ払いは利息がつく借金です。

利率はカード会社にもよりますが、おおむね年利15%程度。消費者金融とほとんど変わらない高い利率です。

しかも、ショッピングの利用枠に利息が上乗せされて増えていくため、借金(元金)の返済がどんどん後回しになります。その結果、借金の返済金額が雪だるま式に増えていくという現象が起きてしまいます。

この仕組みをあまり意識しないまま、気軽に使っている人は少なくありません。そのような人にもリボ払いの恐ろしさについて知っていただくため、当サイトに寄せられたリボ払いで借金を抱えてしまった人の体験談を2つご紹介します。

Aさんの体験談

当時60万円ものパソコンが欲しくなってしまったのですが、手元にお金がなくクレジットカードのリボ払いを利用して月々2万円程の返済で購入しました。
ほかにも月末で栗しくなると食事代をリボ払いにするなど、気軽な気持ちで利用しました。その結果利息が膨らみ、月々の支払いは増えていく一方…。このままだと借金地獄に陥るのは時間の問題です。

Bさんの体験談

始まりは、就職してからクレジットカードを作ったことです。便利で、使いやすくポイントも付くということからもクレジットカードのリボ払いを愛用していました。
しかし、それが間違いでした。
次第にリボ払いの元金が減らないこと、病気で仕事ができなくなったこと、これらのトラブルからクレジットカードを複数枚作ってしまったのです。
それからというもの、キャッシング枠を使ってお金を借りて、返すとまた借りるを繰り返し、最終的には合計100万円を超える借金を抱えることになりました。

実例からわかるのは、リボ払いを軽い気持ちで利用すると、多額の借金を抱える恐れがあるということです。

リボ払いは、カード会社に連絡すれば簡単にリボ払いに変更でき、ポイント還元率も高めです。

しかし、それこそが落とし穴。

毎月の返済金額に消費者金融並みの高い利息が加算されて返済金額も増え、時間の経過とともに返済がさらに難しくなります。そこが、リボ払いのもっとも恐ろしい点なのです。

返せなくなったクレジットカードの借金…どうやって返済する?

キャッシングやリボ払いなどが原因で、クレジットカードの返済がなかなか終わらない人の多くは、今後の返済の見通しが立たずお困りでしょう。

しかし「債務整理」という手続きを行えば、借金を減額することが可能です。

債務整理は、借金を返済できなくなった人を救済するための法的制度で、利息を減額、あるいは一部の財産を処分するなどして、借金の返済残高を減らすことができます。

また、債務整理の手続きは弁護士や司法書士などの専門家が代行するため、その点でも安心です。

カードの借金が減額できる債務整理とは?

クレジットカードのリボ払いを甘く見ると、毎月加算される利息が増え、同時に返済金額も増えていきます。

その結果、ほかでも借金を重ねて多重債務に陥るケースも後を絶ちません。そのような悪循環を断つためには、債務整理をおこなうのが一番です。

債務整理には、3つの方法があります。

1.任意整理

  • 利息をカットすることにより借金総額を減らす
  • 保証人が借金を返す義務はない
  • 官報で公告されない

2.個人再生

  • 住宅などを残して借金を減額。原則3年以内で返済する
  • 「安定した収入」などの条件をクリアする必要がある
  • 保証人が借金を返す義務が生じる
  • 官報で公告される

3.自己破産

  • 住宅や車など高額な財産を処分して借金をゼロにする
  • 一部の資格や職業の制限がある
  • 保証人が借金を返す義務が生じる
  • 官報で公告される

なお、任意整理の手続きは、債権者である金融業者との直接交渉でおこなわれ、個人再生と自己破産は裁判所を通して手続きを行うという違いがあります。

借金の返済残高やその人が置かれた状況にもよりますが、窮地に陥るまえに上記のいずれかの方法を選び、1日も早く返済残高を減らすことが、借金解決の第一歩です。

リボの返済なら任意整理がおすすめ

債務整理には3つの方法がありますが、リボ払いの利率の高さを考えると、「任意整理」がもっとも適しているでしょう。

なぜなら任意整理は、将来発生する利息をカットして借金総額を減額する手続きだからです。

ここまでお話ししてきたとおり、クレジットカードの借金が返せない最大の理由はリボ払いやキャッシングした場合に発生する利息の存在。任意整理によって利息の支払いを免除されれば、毎月の支払った全額が元本の返済に充てられます。

また利息制限法で定められた利率より高い利息を支払っていた場合は、元金を減らすことも可能です。

ほかにも、

  • 金融業者からの催促電話や郵便などを止めることができる
  • 周囲に知られずに借金の返済ができる

というメリットもあります。

一方、任意整理の最大のデメリットは、いわゆる「ブラックリスト」に載ってしまうことです。

「ブラックリスト」に載ると、5年間クレジットカードやローンしが利用できません。また、借金がゼロになるわけではないので、3~5年は返済が続くことになります。

それでも、返済金額に加算される利息が大幅に減る分、借金の返済が容易になることは間違いありません。一人で悩まず、任意整理を検討することをおすすめします。

ブラックリストの影響について詳しくは「債務整理するとブラックリストに何年載る?期間中の対処法5つ」を参照ください。

クレジットカードによる借金は専門家に相談を

クレジットカードは、キャッシュレスで買い物ができる便利なカードです。しかし、クレジットカードのリボ払いが、キャッシングと同じ借金であると認識していない人は、意外と多いのではないでしょうか。

そのような人が無計画にリボ払いを利用すると、毎月利息が増えてしまい、返済金額も元金の何倍もの金額になります。その結果、借金返済のために借金を重ねる多重債務に陥る人も少なくないのです。

しかし、そのようなときこそ、法律にもとづき借金を減額できる「債務整理」が有効です。そのなかでも、リボ払いやキャッシングのように利息が高い借金の解決には、利息を減額できる任意整理が適しているでしょう。

任意整理を含む債務整理は、法律や借金問題に精通した弁護士や司法書士のサポートが必要不可欠です。任意整理をお考えの場合は、まず弁護士事務所や司法書士事務所の無料相談を利用することをおすすめします。

無料相談では、弁護士や司法書士が、その人に合った債務整理の方法を提示してくれます。また、手続きの流れや費用の支払いについても、相談に応じてくれるので安心です。

クレジットカードの借金でお悩みの方は、ぜひ一度専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

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