2018.11.20更新

借金の残高が減らない...利息を計算する方法と完済に向けてすべきこと

利息が返済できない

毎月借金を返しているのに、なかなか残高が減らない……」。

そんなお悩みを抱えていませんか?

毎月きちんと最低返済額以上の返済はできているものの、一向に借金が減らない原因のほとんどは「利息」です。

返済額の大半が利息の返済に充てられているため、肝心の元金が減らず、必然的に返済期間が長引いてしまう……。

これこそ、借金生活からなかなか抜け出せない人の典型的なケースといえます。

この記事では、この状態から一刻も早く脱出するために、利息の仕組みや効果的な手段について、くわしくご紹介します

利息の計算方法と返済のシミュレーション

利息の計算方法は?

現在、返済している借金にどれだけの利息がかかっているのか、正しく把握できているでしょうか?

利息は、以下の計算式で求められます。

利息=利用残高×実質年率÷365(日)×利用日数

たとえば、金利18%で50万円の利用残高が残っている場合、1ヶ月で発生する利息は 50万円×18%÷365日×30日=約7,500円となります。

いつ完済出来る?返済をシミュレーションしてみる

毎月コツコツ返済しているけど、いつ完済できるかわからない」

完済までにどれくらいの利息がかかるのか知りたい

そんな場合は「借金返済シミュレーション」を利用してみましょう。金利や借り入れ金額を記入するだけで、完済までにかかる期間や利息を含めた返済総額を知ることができます。

借金返済シミュレーション

※年利は固定の18%で計算されます

現在の借入金額  万円
年利 18%
日付

月々の支払額  万円

シミュレーション

先ほどの例で、金利18%、50万円の借金額の場合で考えてみます。

月々の返済額が5万、3万、2万の場合、それぞれの「返済期間」「利息総額」「返済総額」を比較すると以下のようになります。

月々の返済額 返済期間 利息総額 返済総額
5万円 11ヶ月 45,806円 545,806円
3万円 20ヶ月 79,706円 579,706円
2万円 32ヶ月 131,374円 631,374円

図を見て分かるとおり、毎月の返済額が少ないと返済期間は長くなり、その間発生する利息も多額になります

借金の返済が長引くほど利息は増えるばかりで、完済を目指すのは難しくなります。

POINT

最低弁済額には注意!

最低弁済額とは、毎月の返済時に支払わなくてはいけない最低限の金額のことです。最低返済額さえ払っておけば、督促の電話がかかってくることはありません。 しかし最低返済額はそのほとんどが利息に割り当てられる仕組みになっています。そのため、最低弁済額だけを返済しているとほぼ利息だけ返済している状態で、元金はなかなか減りません。

利息を減らす方法は?

完済までに支払う利息の総額を減らすには、繰上げ返済をしたり、月々の返済額を増やしたりできないか、返済計画を見直しましょう。

ちなみに「繰上げ返済」とは、毎月の返済額にプラスして、任意で借金を繰り上げて返済することを指します。

しかし、どうがんばっても、これ以上に月々の返済額を増やすのは難しいという方もいるでしょう。

その場合は弁護士や司法書士に依頼し、借金の減額や免除ができる「債務整理」という手続きを行うことをおすすめします。

債務整理については、次の章で詳しくご説明します。

返済について専門家に相談をする

利息が膨らんで借金が減らないと感じたら…債務整理で解決!

債務整理とは弁護士や司法書士に依頼し、借金減額や免除をしてもらう法的な手続きです。終わらない借金返済に苦しみ、将来的な見通しが立たないのなら、債務整理を検討してみましょう。

債務整理には、3つの方法があります。

任意整理 貸金業者などの債権者と直接交渉して「返済期間の延長」や「利息カット」月々の返済額を軽くする手続き。裁判所を介さず自由な交渉が可能なため、デメリットも少ない。
個人再生 裁判所の許可を得て、借金残高を原則5分の1に減額する手続き。自宅など財産は失わないが、安定した収入が必要。
自己破産 裁判所の許可を得てすべての借金をゼロにする手続き。財産を失う、職業に制限がかかるなどデメリットも大きい。

しかし、はたして自分は債務整理が必要なのか、判断できない方もいるかもしれません。以下の条件に当てはまる方は、債務整理が有効である可能性が高いといえます。

【債務整理を検討した方がよい人の条件】

  • 毎月返済していても元金が減らないと感じる
  • 返済するお金がなく滞納している
  • 借金のための借金をしている
  • 3社以上から借り入れをしている
  • 借金額が収入の1/3を超えている

このような状況にある方は、債務整理を検討することをおすすめします。とくに債務整理のなかでも「任意整理」という方法であれば、デメリットを最小限にとどめ、将来発生する利息をカットできます

利息の支払いを免除できる任意整理とは?

弁護士や司法書士が借入れ先の金融機関と、将来的な返済額や返済方法について交渉する方法を「任意整理」と呼びます。

【メリット】

  • 利息がカットされ、元金のみを返済する
  • 過払い金が発生していれば元金も減らせる
  • 督促や取り立てがなくなる
  • 借金完済のゴールが見え、将来への不安が軽減される

【デメリット】

   
  • ブラックリストに載り、クレジットカードやローンの利用ができなくなる

任意整理をする最大のメリットは、「将来発生する利息や遅延損害金をカットできること」。

借金そのものをカットすることはできませんが、これまで苦しめられてきた利息の支払い義務がなくなるため、返済した分だけ元金が減っていきます。

一方、任意整理をすると、個人信用情報機関に事故情報として記録されるため、5年ほど新規のクレジットカード発行やキャッシング利用ができなくなります。車や家を買う際のローンも組めなくなるので、今後の生活に少なからず影響が出るでしょう。

任意整理で利息をカットしても支払えない場合は個人再生・自己破産を検討

あまりにも借金が膨らみすぎて任意整理だけでは解決できない場合は、「個人再生」もしくは「自己破産」という他の債務整理の方法もあります。

■債務整理のメリット・デメリット比較

メリット デメリット
任意整理
  • 任意整理後も発生する利息をカットできる
  • 裁判所を介さないため手続きが簡単
  • その他の債務整理よりも減額の幅が小さい
  • 無職や生活保護受給者は利用できないこともある
個人再生
  • 借金が大幅に減額される
  • 家や車を手放す必要がない
  • 借金額が少額の場合は認められない
  • 手続きが複雑で費用がかかる(50万円以上)
自己破産
  • すべての借金が免除される
  • 無職や生活保護受給者でも申請できる
  • 家や車といった高額な財産を手放すことになる
  • 一部の職業に就くことが一時制限される

「個人再生」と「自己破産」は、任意整理とは異なり、裁判所を介した手続きです。

それなりの代償を払う必要はあるものの、個人再生の場合は借金を5分の1まで減額でき、自己破産なら借金をすべて帳消しにできます

もちろん自力で借金完済できるに越したことはありませんが、一度返済に苦しんでしまうと、そこから立て直すのは非常に難しいといえます。

そんなときは一人で抱え込まず、なるべく早い段階で弁護士や司法書士に相談し、すみやかに債務整理を検討するのが解決の近道です。まずは法律事務所の無料相談を利用してみてください。

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